倉田 修 教授 (機械・電子システム工学専攻)
演習指導内容
研究室名はガスタービン燃焼研究室です。ガスタービンは飛行機のジェットエンジンや火力発電所の動力源として広く使用されています。担当教員は(国研)産総研で長らくマイクロガスタービン燃焼の研究に従事していました。そこで、拓殖大ではその経験を生かした研究活動を展開します。とはいっても、拓殖大には本格的なガスタービン燃焼器を燃やせる大型設備などの環境はありません。そのため、研究室では担当教員の考案した、予混合同軸二重管バーナの保炎や排ガス測定を通して、連続燃焼の基礎と応用をしっかりと習得します。さらに裸眼で観察されるX状火炎の性状を解明してJournal投稿へ導いていきます。そのほか、研究室には、JB130テストベンチ型ジェットエンジン模型があり、この動作確認などを通じて、ガスタービン燃焼に精通します。

志願者へのメッセージ
地球温暖化問題への対応のためこれからは化石燃料の利用は減っていくでしょう。しかし、ジェットエンジンや火力発電所のガスタービンが全く無くなることは当面ないでしょう。ボイラーでの火力源としての連続燃焼も残ります。担当教員は(国研)産総研にてアンモニア燃焼を研究していました。アンモニアも再生可能エネルギーキャリアとして注目されています。ただ、アンモニアは刺激臭のある劇物であるため、拓殖大で扱うことは難しいと思います。皆様には、より安全な燃料である、都市ガスを利用した研究を展開して頂きます。
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