国際協力学研究科 国際開発専攻 新田目 夏実 教授
演習指導内容
人口学、社会学、移民問題、アジア地域研究、国際協力等に関心のある学生がともに学ぶのがこの演習の目的です。ここ数年、中国の少子化と高齢化問題が「人気」のトピックですが、教育問題、社会階層、家族関係などについて研究する学生も増えてきました。どのようなトピックを扱う場合も、理論的文脈をきちんと押さえること、そして日本との比較をすることを指導しています。具体的には、1年次に基本的文献の学習を踏まえ、修士論文の方向性と「仮説」を設定し、2年次に論文の執筆を行います。各種統計データの利用や独自のアンケート調査の実施など、できる限り実証的かつオリジナルなデータの分析を奨励しています。
志願者へのメッセージ
修士論文作成するためには、過去の文献の分析にもとづき、どんなに稚拙であっても、自分独自の問題意識をつかみ取る必要があります。そのためには「辛抱」と「集中力」が必要であることを覚悟して、授業にのぞんでください。