稲葉 知恵子 教授 (商学研究科 商学専攻)
演習指導内容
私の研究分野は税務会計論であり、特に企業会計上の利益と課税所得との相違構造や、法人税法の規定に基づく課税所得の計算体系、その理論的基盤の解明に関心を持って研究を行っています。近年では、税務ガバナンスや税務情報開示といった制度的・社会的側面についても分析を進めており、企業と税制の関係を幅広く捉えた研究を行っています。
演習では、企業における課税所得の算定構造や税務会計の基本原則について理解を深めつつ、受講者自身の問題関心をもとに研究課題を設定し、先行研究の整理、文献の読み解き、制度分析などを通じて、学術的視座を培うことを目指します。会計学・税法の基礎的理解の上に立ち、制度の背景にある論理や社会的意義について掘り下げていく力を養成します。
演習では、企業における課税所得の算定構造や税務会計の基本原則について理解を深めつつ、受講者自身の問題関心をもとに研究課題を設定し、先行研究の整理、文献の読み解き、制度分析などを通じて、学術的視座を培うことを目指します。会計学・税法の基礎的理解の上に立ち、制度の背景にある論理や社会的意義について掘り下げていく力を養成します。
志願者へのメッセージ
会計利益と課税所得の関係や、課税所得の計算体系・理論的基盤に関心を持ち、制度そのものを深く理解したいという意欲を持つ学生を歓迎します。大学院での研究は、知識の受け手にとどまらず、自ら問いを立て、資料を集め、理論的に考察する主体的な営みです。企業課税や税務会計の基本構造を深く掘り下げたい方の応募を期待しています。