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商学研究科 商学専攻 宮川 昭義 教授


演習指導内容

 会計学は,資本主義経済の根幹をなすものです。会社のほとんどは営利目的です。会社はより多くの利益を稼ぐためにさまざまな経営意思決定を行ないます。どのような製品を作れば売れるのか,消費者はどんなサービスを望んでいるのか,設備投資のための資金はどのように調達すべきなのか,など。
しかし,全ての成否は,そうした経営意思決定によって会社はどれだけ儲かったのかによって判断されます。「儲かった」ということは「利益を得た」ことに通じますが,その「利益」の意味がなんとも難しい。事業投資により利益が出たのか,金融投資により利益がでたのか,評価益とは利益なのか,などなど。そして利益の計算にはモラルも必要です。
国や地域でものの見方や考え方,慣習が異なるのに,利益を計算する方法は同じルールで良いのか悪いのか。良かったとしたら何が良くて,悪かったとしたら何が悪いのか。スポーツでもルールが変わればプレーのスタイルが変わるように,会計基準が変われば企業活動のあり方も変わります。
実は,会計学という学問は派手さはないけれど,とてもとても大切な学問なのです。

志願者へのメッセージ

 大学院での勉強はコスパを考えてはいけないのだと思います。学ぶことに終わりがないことを痛感するのが大学院での学びです。学びの軸を据えるため,通説と言われる文献を徹底して読み漁ります。読み漁ったうえで,自分の世界観を創っていきます。この世界観を創ることで,今ある会計学上の問題をどのように分析し読み解くのかが,大学院生に求められる姿なのだと思います。