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経済学研究科 国際経済専攻 山本 尚史 教授


演習指導内容

高度付加価値社会宣言の表紙

 2021年に共著にて『高度付加価値社会宣言』を出版しました。日本では、コロナ感染拡大にみられるような都市に人口が集中する一方で、地方では人口減少と超高齢化が急激に進行しています。このような状況を背景として、本書では、都市か地方かという二項対立を乗り越えた「地域厚生」という普遍的概念を提案するとともに、イノベーション創出の観点を踏まえて都市・地方の生存戦略を描いています。

 皆さんが私の演習で研究する分野は現代日本経済です。日本の経済現象を分析するには、マクロ経済、経済成長、財政、金融、国際貿易、国際金融、産業構造、労働市場など、さまざまな観点を用いることができます。実際に、これまで私が指導した大学院生の研究は、先端産業、経済成長、市場構造、都市経済など多岐に亘っています。
 なお、私が研究で用いている観点は地域経済(地方経済)の動向です。地域経済は人口構造の変化や景気変動などの影響を敏感に受けており、研究の対象としてとても重要です。今後も、地方経済の動向を的確に分析して、政府や地方自治体に政策を提言していこうと思います。

志願者へのメッセージ

 日本経済は過去30年間に大きな変動を遂げましたし、今も変化し続けています。目の前で進む変化の姿が著しいのでそれに気を取られがちですが、修士論文の研究では、経済理論やモデルに照らし合わせつつ経済現象を分析し自分なりの説を論じることが求められます。そのような地味だけど着実なプロセスを大切にして研究しましょう。