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言語教育研究科 修了生近況報告 天津師範大学で日本語を教えています


高墁菲(コウマンヒ)さん 天津師範大学外国語学院日本語系 専任講師

私は2012年に、単位互換制度を利用して拓殖大学国際学部に編入し、その後、同大学の言語教育研究科進学し、2021年8月に博士後期課程を修了しました。拓殖大学での約10年にわたる学びを振り返ると、そこには私自身の挑戦や成果があり、さらには指導してくださった先生方や共に学んだ仲間たちの支えがあったことを実感しています。この数年間の積み重ねによって、私は学術的な視野を広げ、学びの意味を深く感じることができました。

修士・博士課程では、木村政康先生のご指導により、日本語音声学への情熱を一層深めることができました。木村先生の退職後は、斎藤純男先生が論文指導を引き継いでくださり、研究の枠組みをさらに練り上げる手助けをしてくださいました。

コロナ禍の中で、あらゆる不都合を乗り越え、オンラインで論文指導をしてくださった両先生のおかげで、無事に博士論文を書き上げることができました。心から感謝を申し上げます。また、ご両名以外にも、在学中にご指導くださった先生方、スタッフの方々にも感謝申し上げます。

私は2022年12月に天津師範大学日本語学科に着任し、現在は「基礎日本語」「日本語作文」「アカデミックライティングと研究方法」などの講義を担当しています。着任後、天津師範大学の「日本語言語学概論」のコースチームにおいて、日本語音声学の部分を担当し、関連するオンライン講座の開設と教材執筆を行いました。また、学生指導の方面においては「人民中国杯日本語国際翻訳大賞」で優秀指導教員賞を受賞し、2024年には天津師範大学外国語学院の優秀教師として表彰を受けました。

私自身が教職に就いてから、教師であっても全知全能ではないということに気づきました。日々学び続けることが、教育の本当の価値を生み出すのだと実感しています。この経験を通じて、教育の道を歩み続ける決意がさらに強まりました。


天津師範大学外国語祭の開幕式で