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Interview.7


どうして拓殖大学大学院に進学しようと思ったのですか?

学部時代には政経学部で楽しい4年間を送ったのですが、明確な目的意識がないまま学生生活を終えてしまって心残りがありました。簿記を学んだ経験を生かして税理士事務所で税理士補助として5年間働いていたのですが、もう一度しっかりと税法について学び直したいと考え、拓殖大学大学院に入学しました。商学研究科には税法、会計学の多様な分野の専門家である先生方が揃っているので、それも入学を決めた理由の一つです。

どんなことを研究しているのですか?

私の場合は2つ目標があって、1つは会計学、税法に関する幅広い知識を身につけて、難関と言われる税理士試験に合格すること、もう1つは不動産所得に関する研究論文を書き上げることです。
税理士試験については2科目合格、大学院修了による2科目免除などによって残りは1科目となっていますので、しっかりと税理士の資格を取得できるよう勉強に励んでいます。
研究テーマについては、指導教員の松田 直樹先生のもと、不動産所得における税逃れの実態について、判例などを用いて研究に取り組んでいます。所得税法を巡っては、合法の範囲内で行われる節税、合法ではあるけれど法の精神には反する租税回避、違法となる脱税など、白黒さまざまな事例が発生しています。時代と共にどのように変化してきて、その実態は本当に平等と言えるのかなどについて研究しており、日本の税制のあるべき姿を探っています。
将来的には税理士として活躍するだけでなく、大学で教育に携わりたいという想いもあります。学部時代とは異なる分野を学び、実務を経験した私だからこそ伝えられることがあるのではないかと考えています。

これから大学院に入学する人にメッセージをお願いします。

何かを成し遂げようとするのは何歳からでも遅くはないと思います。私のように学部を卒業して社会人を経験してから、難関と言われる税理士試験をめざすのは簡単なことではありません。しかし、一度きりの人生で、自分が何かを成し遂げたいと思うなら新しいことに挑戦してみるべきではないでしょうか。たとえ失敗しても何度でもやり直せばいいのだと私は思います。