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Interview.16


どうして拓殖大学大学院に進学しようと思ったのですか?

私は郵便局(株式会社日本郵便)に在籍しており、自己啓発のための休暇制度を利用して大学院に進学しました。拓殖大学国際協力学研究科で安全保障について学びたいと考えたきっかけは、社会科の教科書に違和感を覚えたからです。学部時代に社会科の教員免許を取得したので教科書を精査していると、現在の内容で愛国心のある生徒が育つのだろうかと疑問に感じました。大学院で領土問題や外交など安全保障に関する確かな専門知識を身につけた上で、人に説明できるようになりたいと考えて入学しました。

どんなことを研究しているのですか?

これから論文のテーマを絞り込んでいくところですが、私の研究スタイルはとにかく動くこと。安全保障について知りたい気持ち1つで自衛隊の駐屯地を巡り、行政の任命で自衛官募集の相談員のボランティアをするなど、フィールドに出て、人々の声に耳を傾けながら研究に取り組んでいます。
安全保障の研究においては政治的アプローチからの研究をする人が多いのですが、私は歴史的アプローチから研究を進めています。「愛国心」をキーワードにしていて、自衛隊の駐屯地にある資料館などを巡り、大東亜戦争の時代から日本人の価値観はどのように変遷していったのかについて研究しています。

これから大学院に入学する人にメッセージをお願いします。

私が拓殖大学大学院に入学して最初に友人になったのは中国人の方で、グローバルな環境に驚かされました。多くの留学生が所属しており、国際感覚を磨きながら活発な議論を繰り広げることができます。生まれた国・地域によってものの見方や考え方、価値観が異なるので、異文化理解を深めながら学べるところに魅力を感じています。

また、第一線で活躍する教員が揃っているところも大きな魅力です。私の指導教員である佐藤 丙午先生は防衛庁防衛研究所主任研究官(アメリカ研究担当)を務めた安全保障のプロフェッショナルで人脈も広く、私たち学生を安全保障の学会に参加させてくださることもあります。また、元防衛大臣で拓殖大学の第19代総長を務めた森本 敏先生の講座を聴講する機会にも恵まれ、名指しで講座の感想文を褒めていただいた時は感激しました。

国際社会について研究する上ではこれ以上ないほど恵まれた環境が用意されているので、日本と世界の未来を考えたいという人はぜひ一緒に学びましょう。