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Interview.10


どうして拓殖大学大学院に進学しようと思ったのですか?

夫の仕事の関係で15年ほどイギリスに住んでいた私は、日本に帰国してから子育てをしながら英語教室を開いていました。子どもが大学に進学するタイミングで私も学び直そうと決意して日本大学に入学。教員免許を取得して、卒業後は中高の教育現場で4年間、英語教師を勤めています。
生きた授業をするためには、英語力とはまた別の軸で英語教育の理論を学ばないといけないと感じ、言語教育に定評のある拓殖大学大学院に進学しました。

どんなことを研究しているのですか?

指導教員のブライアン・イングリッシュ先生のもと、「ICT教育の有効性とモチベーションと成績との関係性」というテーマで研究をしています。私が教師をしていた中高一貫校では、ICT教育を積極的に取り入れていたので、コロナ禍において大きな成果を発揮しています。ICT教育の導入が遅れていた学校に比べると明らかに成績が上がっており、進学率もアップしていました。あらゆる学校でICT教育の推進が避けては通れない課題となっているので、そのメリット、デメリットを分析して、あるべき姿を探っていきたいと考えています。
イングリッシュ先生は私の研究テーマにも関心持ってくださっているので、一緒に調べたり、議論したりしながらICT教育の未来を探っています。アメリカ出身の先生なので、イギリスアクセントに慣れている私は戸惑う場面もありますが、とても気さくな先生なので活発に意見交換をしながら研究に取り組むことができています。
教師を続けながら大学院で研究することがこれほどたいへんだとは思いませんでしたが、常に新しい発見があって楽しいですし、一緒に働く同僚にもいい刺激になっているようです。私の研究成果を教育現場にフィードバックするだけでなく、将来的には後進の育成にも携わりたいと考えています

これから大学院に入学する人にメッセージをお願いします。

教育者の一人として、「教育とは何か」というテーマを常に考えていて、私の中では知識や技術を授けることではなく、生きる力を養う人間教育こそが本質であると信じています。私たちは生きている以上、常に考える生き物ですし、学問こそが自分の人生そのものであると言えるのかもしれません。大学院で高度な学びに取り組むことで、生きる力を養い、誰かを幸せにできる人になってみませんか。